iPhoneのカレンダーに勝手に予定が入る|スパムの消し方
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iPhoneのカレンダーに、入れた覚えのない予定が毎日並ぶ。「当選しました」「ウイルスに感染しています」といった通知まで鳴る。そんな状態の人に向けた記事です。
先に結論です。この種の予定は、ほとんどが「参加依頼」か「照会カレンダー」のどちらかの経路で届いたスパムです。 予定を1件ずつ消すより、届いた経路ごとまとめて止めるほうが早く片づきます。予定の中のリンクは押さないでください。
以下はAppleサポートの公開情報をもとにした手順です。最終確認日:2026-10-24。ボタンの名前はiOSのバージョンで変わることがあります。
届いた経路は2種類
最初に、スパムの予定がどちらの経路で入ったかを見分けます。消し方が経路ごとに違うためです。
- 参加依頼型:知らない相手から「この予定に参加しませんか」という依頼が届き、カレンダーに表示されるもの
- 照会カレンダー型:Webサイトの「カレンダーに追加」などのボタンを押した結果、外部のカレンダーを購読した状態になったもの
Appleサポートの「iCloud の照会カレンダーを使う」では、照会カレンダーを追加するときの注意として、カレンダーのソースを信頼する必要があると書いています。照会カレンダー型は、相手が予定をあとから増やせる仕組みです。そのため、同じような予定が毎日のように増え続けます。
iPhone | カレンダーのスパム
スパムの届き方と止め方の違い
経路が分かれば、予定をまとめて消せます
| よくある見え方 | 1件ずつ消して止まるか | まとめて止める方法 | |
|---|---|---|---|
| 参加依頼型 知らない相手からの依頼 | △ 出欠を求める表示がある | △ 依頼が来るたびに対応 | ○ 迷惑参加依頼を報告 |
| 照会カレンダー型 サイトのボタンから購読 | △ 同じ系統の予定が毎日増える | × 相手が予定を追加し続ける | ○ 照会を解除 |
- ※ボタンの名前はAppleサポート「iPhoneでカレンダーやイベントを削除する方法」の表記にもとづきます(最終確認日:2026-10-24)
- ※iOSのバージョンによって表示が異なる場合があります
セキュリティくらべ
見分けるには、カレンダーアプリ下部の「カレンダー」ボタンを押し、表示中のカレンダー一覧を開きます。自分で作っていない名前のカレンダーがあれば、照会カレンダー型の可能性が高いと判断できます。一覧に見覚えのないものがなく、予定に出欠の選択肢が出るなら参加依頼型です。
参加依頼型は報告して消す
参加依頼型の予定は、出欠の返事をせずに「迷惑参加依頼を報告」で消します。Appleサポートの手順は次のとおりです。
- カレンダーアプリで、見覚えのない予定を押す
- 「迷惑参加依頼を報告」を押す
- 確認の画面で「削除して迷惑参加依頼を報告」を押す
「出席」「欠席」などで返事をしないでください。 参加依頼は、返事をすると送り主に返答が届く仕組みです。「欠席」でも返事は返事なので、アドレスが使われていると相手に伝わります。
「迷惑参加依頼を報告」が見当たらない場合は、「イベントを削除」で予定を消します。Appleサポートによると、報告の選択肢は連絡先に登録していない相手からの依頼で表示されます。
照会カレンダー型は購読ごと解除
照会カレンダー型は、予定を1件ずつ消しても止まりません。カレンダーそのものの購読を解除します。Appleサポートの手順は次のとおりです。
- カレンダーアプリ下部の「カレンダー」ボタンを押す
- 見覚えのないカレンダー名の横にある情報ボタン(丸に「i」のマーク)を押す
- 一番下の「照会を解除」または「カレンダーを削除」を押す
- 確認の画面でもう一度同じボタンを押す
購読を解除すると、そのカレンダーから入った予定がまとめて消えます。解除する前に、カレンダー名が自分で作ったものでないかを確かめてください。 家族と共有しているカレンダーや仕事のカレンダーまで消すと、必要な予定も一緒になくなります。
すぐに消すのが不安なら、まず一覧でチェックを外して非表示にする方法もあります。非表示にした状態で数日様子を見て、困らなければ購読を解除します。
何度消しても戻るとき
解除したのに同じカレンダーが戻る場合は、同じApple Accountでログインしている別の端末を確認します。iCloudのカレンダーは、iPadやMacと同期しているためです。どの端末からでも解除の結果は同期されますが、反映に時間がかかることがあります。
再起動してから一覧を見直し、まだ残るならMacやiPadのカレンダーアプリからも同じカレンダーを探して解除します。
リンクを押したときにやること
スパムの予定には、たいてい外部サイトへのリンクが付いています。押していなければ、購読の解除だけで片づきます。押してしまった場合は、そのあと何をしたかで次の一手が変わります。
- ページを開いただけ:Safariのタブを閉じます。表示中のページで何も入力していなければ、まず様子を見ます。
- IDやパスワードを入れた:入れたサービスの公式アプリか公式サイトから、パスワードをすぐに変えます。同じパスワードを使い回している別のサービスも変えます。
- カード番号を入れた:カード裏面の番号からカード会社に連絡し、利用停止を相談します。
- プロファイルやアプリを入れるよう言われて入れた:入れたものを削除します。「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」に、見覚えのない項目がないかも確認します。
「ウイルスに感染しています」と表示されても、予定の文面だけでは感染の根拠になりません。偽の警告の見分け方は「ウイルスに感染しました」警告が消えない時の記事にまとめています。SMSのリンクを押した場合の段階別の手順は、不在通知SMSのリンクを押してしまった時の記事が参考になります。
次から入れないための設定と習慣
照会カレンダー型を防ぐ一番の方法は、Webサイトの「カレンダーに追加」「購読」を安易に押さないことです。Appleサポートでも、照会カレンダーはソースを信頼できる場合に追加するよう書いています。
ふだんの習慣として、次の3点を決めておくと再発を減らせます。
- カレンダーの追加を求めるポップアップは、知っている公式サイトでなければ閉じる
- 予定やメッセージに付いたリンクは押さず、公式アプリから開き直す
- ときどきカレンダー一覧を開き、知らない名前が増えていないか見る
セキュリティアプリは必須ではない
カレンダーのスパム自体は、上の手順で消せます。消すためだけにアプリを買う必要はありません。iPhoneのセキュリティアプリで何ができて何ができないかは、iPhoneにセキュリティアプリは必要かで整理しています。
一方で、リンクをつい押してしまう人や、家族のスマホとパソコンをまとめて守りたい人には、詐欺サイト対策の機能が役立つ場面があります。トレンドマイクロ公式によると、ウイルスバスター クラウドは1本で3台まで使え、iOS・iPadOSにも対応しています。iOS・iPadOSでは「ネット詐欺対策」に対応し、「ウイルス対策」は非対応と公式の機能一覧に書かれています。
公式の通常価格は1年版7,480円、3年版17,930円(税込)です。30日間の無料体験があり、クレジットカードの登録は不要で、終了後に自動で有償版へ切り替わらないと公式は案内しています(最終確認日:2026-10-24)。iPhoneだけを守りたいなら、無料で使える機能から試す方法もあります。
よくある質問
予定が入っただけで情報は漏れたか
予定が表示されただけで、iPhoneの中身が見られたとは判断できません。参加依頼型は、相手がアドレスを知っていれば送れる仕組みです。照会カレンダー型は、自分が購読の操作をした結果です。リンク先で何かを入力していなければ、購読の解除で対応できます。
予定を1件ずつ消すだけではだめか
参加依頼型なら1件ずつの対応になります。照会カレンダー型は相手が予定を追加し続けるため、1件ずつ消しても終わりません。カレンダー一覧から購読ごと解除してください。
iPhoneを初期化したほうがいいか
カレンダーのスパムだけなら、初期化は必要ありません。購読の解除と迷惑参加依頼の報告で片づきます。プロファイルを入れた、パスワードを入力したなど別の操作をした場合は、上の「リンクを押したとき」の手順を先に進めます。
家族のiPhoneにも出ている
同じApple Accountを家族で使っていると、片方の購読がもう片方にも出ます。家族のiPhoneでもカレンダー一覧を開き、同じ手順で解除します。家族向けの見守りの考え方は子どものスマホ見守りの記事にまとめています。
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参考にした情報
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