ウイルス対策

「ウイルスが検出されました」でダウンロード失敗|原因と直す順番

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最終確認日:2026-10-18

Chromeのダウンロードが「失敗 - ウイルスを検出しました」で止まったとします。止めたのはChromeではなく、パソコンのウイルス対策ソフトです。 Googleのヘルプも、この表示はウイルス対策ソフトがブロックした可能性があると案内しています。まずはWindows標準のMicrosoft Defenderか、自分で入れた製品の履歴を開きます。何として検出されたかを先に確かめてください。

戻してよいのは、公式サイトから入れたファイルで、誤検知の疑いが強い場合だけです。入手元があいまいなファイルは戻さず、公式サイトから入れ直します。

この記事は、Windowsパソコンで仕事や趣味のソフトを落とす人向けです。ファイルを開いたときに出る青い警告画面は、「WindowsによってPCが保護されました」|実行していいかの判断で扱っています。

表示の文言で止めた相手を分ける

ダウンロードの失敗は、表示の文言で「誰が止めたか」の見当がつきます。止めた相手によって、確認する画面が変わります。

画面の表示止めた相手確認する場所
「ウイルスを検出しました」「ウイルス スキャンに失敗しました」ウイルス対策ソフトソフトの検出履歴・隔離
「ダウンロードがブロックされました」パソコンのセキュリティ設定Windowsの添付ファイル マネージャー・ソフトの設定
「危険」「要注意」などの警告Chromeのセーフ ブラウジングChromeのダウンロード履歴
「一般的にダウンロードされていません」(Edge)Microsoft Defender SmartScreenEdgeのダウンロード一覧

1行目と2行目は、Googleのヘルプ「ファイルのダウンロード エラーを解決する」の説明です。Windowsでは、添付ファイル マネージャーという仕組みがファイルを消した可能性もあると書かれています。

3行目のChromeの警告は、仕組みが別です。Googleのヘルプによると、Chromeはマルウェアや偽ソフトを「危険」として止めます。見慣れないファイルは「要注意」です。セーフ ブラウジングをオフにして落としたファイルは「未確認」になります。

4行目のEdgeの表示は、評判の仕組みによるものです。SmartScreenは、よく知られたファイルの一覧と照らし合わせます。Microsoftの資料では「ダウンロードされる頻度が高いファイルの一覧」と説明されています。一覧にないファイルには、注意を促す警告を出します。危険と判定したという意味ではなく、まだ評判がないという意味です。

戻す前に確かめる3つのこと

戻すかどうかは、入手元・検出名・ほかの検査結果の3つで決めます。1つでも引っかかったら、戻さずに削除します。

入手元は開発元の公式サイトか

最初に確かめるのは入手元です。開発元の公式サイトやMicrosoft Storeから落としたファイルなら、誤検知の可能性があります。

次の入手元のファイルは戻しません。

  • 検索広告や知らないまとめサイトのダウンロードボタン
  • メールやSMS、SNSのメッセージに付いていたリンク
  • 有料ソフトを無料で使えるとうたう配布ファイル
  • 「警告を無視して保存してください」と案内しているサイト

最後の項目は特に気をつけます。Googleのヘルプも、攻撃者が警告を無視させようとする場合があると注意しています。

検出名は何になっているか

ウイルス対策ソフトの履歴には、検出名が残ります。検出名は大きく2種類に分かれます。

  • トロイの木馬やランサムウェアなどの名前:不正なプログラムとしての検出です。戻さずに削除します
  • 望ましくない可能性があるアプリ(PUA)などの分類:広告ソフトの同梱や、使い方しだいで悪用できる道具に付く分類です

PUAの分類は、正規のソフトにも付きます。ただし、余計なソフトを一緒に入れるインストーラーも同じ分類になります。公式サイトのファイルかどうかで判断を分けてください。

ほかの検査でも引っかかるか

1つのソフトの判定だけで迷うなら、VirusTotalで調べる方法があります。VirusTotalは、1つのファイルを複数のウイルス対策エンジンでまとめて検査できる無料のサービスです。

使う前に知っておく点が1つあります。VirusTotalに送ったファイルは、セキュリティの研究者などと共有されます。仕事の資料や個人情報が入ったファイルは送らないでください。

ダウンロード失敗 | 対処の比べ方

止められたファイルへの3つの対処

迷ったら上から選ぶのが安全側です

守り手間向く場面
削除して公式サイトから入れ直す 入手元があいまいなとき ○ 保たれる △ 探し直す手間 ○ 迷ったときすべて
そのファイルだけ戻す・許可する 公式の入手元で誤検知の疑い △ そのファイルの守りはなくなる ○ 履歴から数回の操作 △ 3つの確認を通ったとき
ソフトを止めてから落とす すすめない × 止めている間はすべてなし ○ すぐできる × なし
  • ※戻したファイルが本当に不正だった場合、データが危険にさらされます
  • ※検査で何も見つからなくても、安全の保証にはなりません

セキュリティくらべ

止めた相手別の戻し方

3つの確認を通ったファイルだけ、止めた相手の画面から戻します。画面の名前はバージョンで少し変わるため、細かい違いは各社のヘルプで確かめてください。

Microsoft Defender(Windows標準)

自分でウイルス対策ソフトを入れていないなら、止めたのはMicrosoft Defenderです。Microsoftのサポートページによると、手順は次のとおりです。

  1. 「Windows セキュリティ」を開き、「保護の履歴」を選ぶ
  2. 該当する検出を開き、内容を確かめる
  3. 「操作」のメニューから、デバイスでの許可を選ぶ

詳細を見るには、そのパソコンの管理者権限が要ります。履歴が残るのは2週間で、それを過ぎると一覧から消えます。

Microsoftは、安全か確信がないなら許可せずに隔離するよう案内しています。許可したあとで取り消したくなったら、「許可された脅威」の一覧から外します。

ESETなど市販のソフト

市販のウイルス対策ソフトを入れているなら、そのソフトの隔離の画面を見ます。ESETの場合、国内販売元のキヤノンITソリューションズのサポートでは、次の流れが案内されています。

  1. 通知領域のESETのアイコンから基本画面を開く
  2. 「ツール」→「隔離」を選ぶ
  3. 一覧で対象のファイルを右クリックし、「復元」を選ぶ

キヤノンのサポートは、復元は誤検知のファイルだけにして、ウイルスの検体は戻さないよう注意しています。ノートンとウイルスバスターの戻し方は、セキュリティソフトの誤検知でファイルが消えた時の戻し方にまとめています。

戻したのにまた消える場合は、そのファイルが次の検査でもう一度検出されています。除外の設定が要りますが、範囲はそのファイル1つに絞ります。ダウンロードのフォルダごと除外すると、そこに入るほかのファイルも検査されなくなります。

Chromeの「危険」「要注意」の警告

Chromeの警告は、ウイルス対策ソフトとは別に出ます。Googleのヘルプによると、警告が出てもファイルは保存できます。ただし、慎重に判断するよう案内されています。

迷ったときは、Chromeの「保護強化機能」を使う手があります。オンにすると、疑わしいファイルをGoogleのセーフ ブラウジングに送って検査できます。送ったファイルは、検査のあとしばらくして削除されると説明されています。結果が「このファイルは危険な可能性があります」なら、ダウンロードを取り消します。

Edgeの「一般的にダウンロードされていません」

Edgeでは、ダウンロード一覧の警告の横にある「…」から「保存」を選びます。続く画面で「詳細表示」を開き、「保持する」を選ぶと保存できます。

この操作をしてよいのも、3つの確認を通ったファイルだけです。評判がないことは安全の証明にもなりません。出たばかりの偽ソフトにも、同じ表示が出ます。

やってはいけない3つの対処

ダウンロードを通すためにやりがちな操作のうち、次の3つは避けます。

  • ウイルス対策ソフトを止めてから落とす:止めている間は、ほかのサイトやファイルへの守りもありません。落としたファイルが本物の不正プログラムなら、そのまま動いてしまいます
  • ダウンロードのフォルダごと除外する:今後そのフォルダに入るファイルが、すべて検査の外に出ます
  • ソフトを2本入れて判定を比べる:2本が同時に動くと、動作が重くなったりブロックが増えたりします。比べたいならVirusTotalを使います

誤検知が続くならソフトの選び方を見直す

公式サイトのファイルが何度も止められて仕事にならないなら、ソフトを選び直す手もあります。基準は「何として検出したかが画面でわかるか」「隔離からの戻し方が日本語の公式ページにあるか」の2つです。 2つがそろっていれば、止められたときに自分で判断できます。

ESET HOME セキュリティ エッセンシャル(最終確認日:2026-10-18)

  • 国内の販売元:キヤノン(公式サイトで販売)
  • 隔離からの戻し方:キヤノンITソリューションズのサポートFAQに手順がある
  • 料金:ダウンロード版の1台1年が4,750円(税込)、月額版が1台475円(税込)
  • 更新:1年の自動延長は4,275円(税込)。2026年1月15日から適用
  • 無料体験版:30日間

料金はキヤノン公式の価格ページで確かめた数字です。ESETでも誤検知がゼロになるわけではありません。自分がよく使うソフトで止められないかを、体験版で確かめてから決めてください。

体験版を入れる前に、今のウイルス対策ソフトは消しておきます。消し方はウイルス対策ソフトの乗り換え手順|古いソフトの正しい消し方にまとめています。

ESET以外とも比べたい人は、ウイルス対策ソフトの選び方|初心者が失敗しない7つの基準で基準ごとに整理しています。

よくある質問

Q. 公式サイトから落としたのに止められるのはなぜですか ウイルス対策ソフトの判定が誤っている場合があります。Microsoftの資料によると、SmartScreenは評判がまだないファイルを危険が高いものとして扱います。新しい版が出た直後のファイルは、評判がたまっていないことがあります。開発元のサイトに「誤検知の報告」が出ていないかも確かめてください。

Q. 止められたファイルを開かなければ大丈夫ですか 開いていなければ、中のプログラムは動いていません。隔離や削除が済んでいれば、追加の作業は要りません。念のため、ウイルス対策ソフトでパソコン全体を検査しておくと安心材料になります。

Q. 誤検知をメーカーに知らせる方法はありますか Microsoftは、誤って警告やブロックが出たと思うファイルを、分析のために送る窓口を用意しています。送るときは、製品のメニューで「Microsoft Defender SmartScreen」を選ぶよう案内されています。市販のソフトは、各社のサポートに報告の窓口があります。

Q. 社用パソコンで止められました 会社が管理するパソコンは、自分で許可や除外をしないでください。会社のルールで止めている場合があります。情報システムの担当者に、ファイル名と入手元を伝えて相談します。

Q. スマホでも同じことが起きますか スマホのセキュリティアプリにも、ファイルやアプリを検査する機能があります。ただし、表示や戻し方はアプリごとに違います。iPhoneで必要な対策の考え方は、iPhoneにセキュリティアプリは必要?できること・できないことで整理しています。

こんな人はこう直す

  • 「ウイルスを検出しました」と出た人:ウイルス対策ソフトの履歴で検出名を見て、3つの確認を通ったファイルだけ戻します
  • 入手元が思い出せない人:戻さずに削除し、開発元の公式サイトから入れ直します
  • Edgeで「一般的にダウンロードされていません」と出た人:入手元を確かめてから「保持する」を選びます
  • 戻しても消える人:除外をそのファイル1つに絞って設定します
  • 毎回のように止められる人:検出の理由と戻し方がわかりやすいソフトを、体験版で試して選び直します

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