ウイルス対策

セキュリティソフトでサイトが開けない|ブロックの解除と直す順番

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いつも使っている通販サイトや役所のページを開こうとしたら、「ブロックされました」と出て進めない。急いでいるときほど、ソフトごと止めたくなります。

最初にやるのは、止めているのがセキュリティソフトかブラウザかを、表示された画面の文言で見分けることです。 セキュリティソフトなら、サイトが本当に安全かを確かめてから、そのサイトだけを許可します。ソフト全体を止める方法は、開けたあとの戻し忘れが起きやすいため最後の手段にします。

この記事では、見分け方、許可する前の確認、ソフト別の許可手順、誤判定の報告方法の順に並べます。

止めているのは誰か|画面の文言で見分ける

サイトが開けないときの画面は、止めている仕組みごとに文言が違います。画面に出ている製品名やロゴが、止めている相手です。

画面に出る主な文言止めている仕組み対処する場所
「アドレスがブロックされました」「Webサイトがブロックされました」ESETのWebアクセス保護ESETの設定
「このWebサイトは、安全ではない可能性があります」ウイルスバスターのWeb脅威対策ウイルスバスターの設定
「危険な Web ページがブロックされました」ノートンのブラウザ拡張機能(ノートン セーフウェブ)拡張機能の設定
「このサイトは安全ではないサイトとして報告されています」などEdgeの Microsoft Defender SmartScreenEdgeの警告画面
「危険なサイト」(赤い画面)ChromeのGoogle セーフ ブラウジングChromeの警告画面

文言は各社の公式サポートに載っている表示です(最終確認日:2026-10-03)。製品のバージョンで言い回しが変わる場合があります。

「保護されていません」は別の問題

「この接続ではプライバシーが保護されません」のような証明書の警告は、サイトの危険度を判定したブロックとは別物です。Wi-Fiの環境や証明書の問題で出ることが多く、対処も変わります。詳しくはWi-Fiの「プライバシーに関する警告」の消し方で扱っています。

何も表示されずに開かないとき

ブロックの画面が出ず、読み込みが終わらないだけなら、判定によるブロックではない可能性があります。VPNとセキュリティソフトを一緒に使っている場合は、VPNとウイルス対策ソフトの併用でつながらない時の直し方の順番で切り分けます。

許可する前にサイトの安全を確かめる

許可の設定に入る前に、開こうとしているサイトが本物かを確かめます。 ブロックは誤判定のこともありますが、本当に危ないサイトを止めている場合もあるからです。

トレンドマイクロのサポートは、例外設定に追加したサイトは危険なサイトでもブロックされないと注意しています(最終確認日:2026-10-03)。許可した時点で、そのサイトへの守りは外れます。

確かめるのは次の4点です。

  • どこから開いたか:メールやSMS、SNSの広告のリンクから開いたなら、許可しない。ブックマークや公式アプリから同じサイトを開き直す
  • アドレスのつづり:本物のドメインと1文字違いになっていないか、アドレスバーで見る
  • ほかの判定:Googleの透明性レポートにある「セーフ ブラウジングのサイトステータス」に、アドレスを入れて判定を見る
  • 運営者の案内:サイト運営者が「一部のセキュリティソフトで表示されない」と告知していないか、公式SNSやお知らせを見る

SMSやメールのリンクから開いてブロックされた場合は、許可せずに閉じるのが正解です。 すでに情報を入れてしまったときは、不在通知SMSのリンクを押してしまった時の対処の順番で進めます。

解除の方法は守りが残る順に選ぶ

安全を確かめたら、守りへの影響が小さい方法から選びます。

ウイルス対策 | サイトのブロック解除

ブロックされたサイトを開く4つの方法

上の方法ほど、ほかのサイトへの守りが残ります

ほかのサイトへの守り効く期間向いている場面
そのサイトだけ許可する 例外設定・許可リスト ○ 残る ○ 消すまでずっと ○ 毎回使うサイト
今回だけ開く 警告画面から進む ○ 残る △ 一時的 △ 1回だけ見たいとき
誤判定を報告する 評価の見直しを依頼 ○ 残る △ 反映まで時間がかかる ○ ほかの人も困るサイト
ソフトを止める 保護をまとめて切る × すべて外れる △ 戻し忘れが起きやすい △ 原因の確認だけ
  • ※許可したサイトは、危険な状態になってもブロックされなくなります
  • ※どの方法でも、ウイルスを100%防げるわけではありません

セキュリティくらべ

「そのサイトだけ許可する」と「誤判定を報告する」は、両方やってかまいません。許可で自分の困りごとを解消し、報告で判定そのものの見直しを頼む組み合わせです。

ソフト別|そのサイトだけ許可する手順

手順は各社の公式ヘルプに載っている内容です(最終確認日:2026-10-03)。画面の名前は製品のバージョンで変わる場合があります。

ウイルスバスター クラウド

トレンドマイクロのサポートでは、Windows版の手順を次のように案内しています。

  1. メイン画面で「設定」を開く
  2. 「例外設定」から「Webサイト」を選ぶ
  3. 「+追加」を押し、許可したいサイトのアドレスを入れる
  4. 処理が「Webサイトを許可」になっていることを確かめて「OK」を押す
  5. 一覧に入ったことを確かめて「適用」を押し、ブラウザを開き直す

ブロックされた記録から許可する方法もあります。「セキュリティレポート」の「詳細の表示」から「Web脅威対策」を選び、対象のアドレスを押して「許可」を選びます。

1回だけ見たい場合は、警告画面の「判定内容をご確認のうえでアクセスを希望されますか?」から「ブロックしたWebサイトにアクセス」を押します。 サポートの説明では、ウイルスバスターを再起動するまでそのサイトを開けます。

ESET(個人向け)

ESETの個人向け製品は「URLアドレス管理」でサイトごとの扱いを決めます。ESETのヘルプによると、場所は「詳細設定」から「保護」「Webアクセス保護」「URLアドレス管理」の順です。

  • 許可されたアドレスのリスト:登録したサイトへのアクセスを許可する
  • 除外するアドレスのリスト:登録したサイトでは、悪意のあるコードの検査をしない

まず使うのは許可されたアドレスのリストです。 除外するアドレスのリストは検査そのものを外すため、ESETのヘルプも「信頼できる安全なアドレスのみ」を入れるよう求めています。アドレスの入力に「*」などの記号を使うと範囲が広がるため、記号は使わずにサイトのアドレスをそのまま入れます。

ノートン

ノートンのブロック画面「危険な Web ページがブロックされました」は、ブラウザ拡張機能の「ノートン セーフウェブ」が出しています。ノートンのサポートによると、画面右上の設定アイコンから、次の3つの表示方法を選べます。

  • このサイトを遮断
  • 通知バナーの表示
  • 拡張機能のアイコンからのみ通知する

通知だけにする設定は、ほかの危ないサイトでもブロックされなくなる点に気をつけます。 特定のサイトだけを許可したい場合は、ノートン本体の設定画面やサポートで、使っている製品の手順を確かめてください。

Edge・Chromeの警告画面

ブラウザが止めている場合は、セキュリティソフトの設定を変えても直りません。警告画面から操作します。

  • Edge:警告画面の「詳細情報」から「このサイトに脅威が含まれていないことを報告する」を選ぶと、Microsoftのフィードバックサイトに進む(Microsoft公式サポートの手順)
  • Chrome:Googleのセーフ ブラウジングには、誤った警告を知らせる報告フォームがある(Google透明性レポート ヘルプの案内)

どちらも警告画面の詳細から先へ進む操作はできますが、自己責任の扱いです。前の章の4点を確かめたサイトに限ります。

誤判定を報告する方法

安全だと確かめたのにブロックされるなら、メーカーに報告すると判定の見直しを頼めます。 報告の窓口は製品ごとに違います。

  • ウイルスバスター:警告画面のチェックボックス「トレンドマイクロが提供するWebサイト評価について、評価内容変更のリクエストを送信する」に印を付けて進む
  • ESET:キヤノンITソリューションズ(国内の販売元)のサポートが、安全なサイトのブロックについてメールでの報告を受け付けている。ブロックされたアドレス、発生した時期、ウイルス定義データベースのバージョンなどを書いて送る
  • Edge(SmartScreen):前の章の「このサイトに脅威が含まれていないことを報告する」から送る
  • Chrome(セーフ ブラウジング):Googleの報告フォームにアドレスを入れて送る

ESETのサポートページは、まれに安全なサイトへのアクセスをブロックする場合があると明記しています(最終確認日:2026-10-03)。報告にはログの取得なども求められるため、手順はサポートページで確かめてから進めます。

報告しても、判定がいつ変わるかは各社の審査しだいです。急ぎのときは、報告と並行して「そのサイトだけ許可する」を使います。

許可しても開けないときに見る場所

許可したのに開けない場合は、ブロック以外の原因が残っています。上から順に見ます。

  1. ブラウザを開き直す:ウイルスバスターの手順にもあるとおり、設定はブラウザの開き直しで反映される
  2. 別のブラウザで開く:開けるなら、元のブラウザの拡張機能やキャッシュが原因の候補
  3. ブラウザの拡張機能を止めて試す:広告ブロックやセキュリティ系の拡張機能が別に止めている場合がある
  4. ソフトを数分だけ止めて試す:開けるなら、許可の入れ方が違う。終わったら必ず元に戻す

4番目は原因を確かめるためだけの操作です。 止めたまま使い続けず、開けたかどうかを見たらすぐに保護を戻します。拡張機能そのものが怪しい場合は、危険なChrome拡張機能の見分け方で確認できます。

誤ブロックが多いならソフトの選び方を見直す

設定で直しても誤ブロックが続くなら、ソフトを選び直す手もあります。基準は「何に止められたかが画面でわかるか」「サイトごとに許可を管理できるか」「日本語で誤判定を報告できるか」の3つです。 3つがそろっていれば、困ったときに自分で直せます。

ESETは、ブロック時に「アドレスがブロックされました」などの画面を出し、URLアドレス管理でサイトごとに許可を設定できます。誤判定の報告は、国内販売元のキヤノンITソリューションズにメールで送れます。ほかの製品と同じく誤判定がゼロになるわけではありませんが、困ったときの手順が日本語の公式ページにそろっています。

料金は、ESET HOME セキュリティ エッセンシャルのダウンロード版で1台1年4,750円(税込)、月額版は1台475円(税込)です(キヤノン公式の価格ページ・最終確認日:2026-10-03)。30日間の無料体験版も用意されています。

体験版を入れる前に、今のセキュリティソフトは消しておきます。2本が同時に動くと、ブロックや動作の重さが増える原因になります。消し方はウイルス対策ソフトの乗り換え手順にまとめています。

ESET以外とも比べたい人は、ウイルス対策ソフトの選び方で基準ごとに整理しています。

よくある質問

Q. いつも使っているサイトが急にブロックされたのはなぜですか? A. 理由は2つ考えられます。判定の誤り(誤検知)か、サイトが改ざんされて危ない状態になったかです。急に止まったときほど、許可する前に「ほかの判定」と「運営者の案内」を確かめます。

Q. ソフトを止めて開けたら、そのまま使ってもいいですか? A. すすめません。止めている間は、ほかのサイトやファイルへの守りもありません。開けることを確かめたら保護を戻し、そのサイトだけを許可する設定に切り替えます。

Q. 許可したサイトは、あとで消したほうがいいですか? A. 使わなくなったサイトは消します。許可したサイトは危険な状態になってもブロックされないため、許可の一覧は必要なものだけに絞ります。

Q. スマホでも同じようにブロックされますか? A. スマホ版のセキュリティアプリにもWebサイトの保護機能があり、同じようにブロックされる場合があります。ウイルスバスター モバイルには、許可したサイトを登録する設定があります(トレンドマイクロのサポートより)。

Q. 役所や銀行のサイトでもブロックされることはありますか? A. 判定の仕組み上、どんなサイトでも起こりえます。公式サイトかどうかを確かめたうえで許可し、誤判定として報告します。

こんな人はこう直す

  • 製品名の入ったブロック画面が出た人:そのソフトの例外設定で、確かめたサイトだけを許可します。
  • メールやSMSのリンクから開いてブロックされた人:許可せずに閉じ、公式アプリやブックマークから開き直します。
  • Edge・Chromeの赤い警告が出た人:ソフトではなくブラウザの警告画面から、報告や確認をします。
  • 許可しても開けない人:ブラウザの開き直し、別のブラウザ、拡張機能の順に原因を絞ります。
  • 誤ブロックが何度も続く人:理由の表示とサイトごとの許可がしやすいソフトを、体験版で試して選び直します。

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