「ウイルス対策がオフ」と出る|Windowsセキュリティの原因と直し方
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最終確認日:2026-09-25
パソコンを起動するたびに「ウイルス対策がオフになっています」と赤い通知が出る。Windowsセキュリティを開くと、盾のマークに赤い印が付いている。この表示を見て、ウイルスに入られたのではと不安になる人は少なくありません。
**実際には、表示の多くは「本当に無防備」という意味ではありません。**2026年8月からはMicrosoft Defender側の不具合による誤通知も出ていて、9月17日の更新で修正されています。
この記事でわかることは3つです。
- 本当に保護が止まっているかを2分で確かめる方法
- 表示の原因4つと、それぞれの直し方
- 他社のウイルス対策ソフトに切り替えるかの判断基準
まず本当にオフかを確かめる手順
**通知の文言ではなく、Windowsセキュリティの画面の中身で判断します。**通知だけでは、誤通知と本当のオフを見分けられないためです。
画面で見る場所
- スタートメニューで「Windows セキュリティ」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ
- 上部の表示と、「現在の脅威」の欄を見る
「処置は不要です」と出ていて、最後にスキャンした日時が表示されていれば、Defenderは動いています。ガルマックスの解説記事(2026年9月7日公開)も、この表示を確認の目安に挙げています。
画面に他社製品の名前が出ている場合もあります。「〇〇(製品名)を使用しています」のような表示です。この場合、Windowsの防御は他社ソフトに任されている状態です。
PowerShellで確かめる方法
画面の表示が信用できないときは、Defender本体の状態を直接聞く方法があります。スタートボタンを右クリックし、「ターミナル」または「Windows PowerShell」を開いて次を入力します。
Get-MpComputerStatus | Select-Object AntivirusEnabled,RealTimeProtectionEnabled,AMServiceEnabled
Windows Latestの解説では、3つとも「True」なら保護は有効です。どれかが「False」なら、下の原因3か原因4を疑います。
他社製ソフトを使っている場合、この結果は参考になりません。他社ソフトが入るとDefenderは自動で無効になるため、「False」が正常な状態だからです。
原因は4つに分かれる
**「オフ」の表示の中身は、危なさが大きく違う4つの状態に分かれます。**確認した結果をもとに、どれに当たるかを見分けてください。
| 確認した結果 | 当てはまる原因 |
|---|---|
| 画面は「処置は不要です」なのに通知だけ出る | 原因1:Defenderの誤通知 |
| 画面に他社製品の名前が出ている | 原因2:他社ソフトが担当している |
| 他社ソフトの期限が切れた・消した直後から出る | 原因3:保護の空白 |
| リアルタイム保護のスイッチがオフ | 原因4:設定でオフになっている |
Windowsセキュリティ | ウイルス対策がオフの表示
「オフ」の原因4つと危なさの違い
通知の文言ではなく画面の中身で見分けます
| 保護の状態 | やること | |
|---|---|---|
| 原因1:Defenderの誤通知 2026年8〜9月の不具合 | ○ 実際は保護されている | ○ 更新を確認するだけ |
| 原因2:他社ソフトが担当 Defenderの無効は仕様 | △ 他社ソフトの有効期限しだい | ○ 期限と表示を確認 |
| 原因3:期限切れ・削除後の空白 一番避けたい状態 | × 守りが空いている場合がある | △ 削除や更新の対応が要る |
| 原因4:設定でオフ 手動や別アプリの操作 | △ オフの間は検査されない | ○ スイッチをオンに戻す |
- ※どの原因でも、最後に画面で「処置は不要です」か他社製品名の表示を確かめてください
セキュリティくらべ
原因1|2026年8〜9月の誤通知
**Defenderが動いているのに「オフ」と通知される不具合が、2026年8月から広く出ていました。**Microsoftは不具合を認め、9月17日公開のDefender更新(バージョン4.18.26080.4)で修正しています。
BleepingComputerの報道(2026年9月18日)によると、Microsoftは不具合の内容をこう説明しています。最新のDefender更新を入れたあと、正常に動いているのに「Microsoft Defender ウイルス対策がオフになっています」という通知が出ることがある、という内容です。
通知の特徴は3つです。
- Windowsの起動時と、その後もときどき表示される
- 通知の設定をオフにしても出続ける
- Windows 11だけでなくWindows 10やWindows Serverも対象
直し方は更新を当てるだけ
**修正版はふつう自動で届きます。**早く当てたいときは、手動で更新を確認します。
- Windowsセキュリティの「ウイルスと脅威の防止」を開く
- 「保護の更新」から「更新プログラムのチェック」を押す
- 更新後にパソコンを再起動する
入っているバージョンは、Windowsセキュリティ左下の歯車(設定)から「バージョン情報」で確認できます。「マルウェア対策クライアントのバージョン」が4.18.26080.4以降なら、修正版が入っています。
会社のパソコンなど、管理者が更新を止めている環境では修正が届かない場合があります。その場合は社内の管理者に確認してください。
原因2|他社ソフトが担当している
**他社のウイルス対策ソフトが入っていると、Defenderは自動で無効になります。**これは故障ではなく、Windowsの仕様です。
Microsoft Learnの公式文書では、Windows 10と11で他社のウイルス対策が主になると、Defenderは「無効モード(自動的に行われます)」と説明されています。2つのソフトが同時に監視すると、動作が重くなったり衝突したりするためです。
この状態で気にするのは、Defenderではなく他社ソフトの側です。
- 他社ソフトの有効期限が切れていないか
- 他社ソフト自体の画面で「保護されています」と出ているか
両方に問題がなければ、操作は要りません。Windowsセキュリティに出る「オフ」の表示は、Defenderが休んでいるという意味にすぎません。
原因3|期限切れ・削除後の空白
**4つの中で本当に危ないのは、他社ソフトが期限切れになったのにDefenderも戻っていない状態です。**どちらのソフトも監視していない、守りの空白ができます。
よくあるのは次の場面です。
- パソコンに最初から入っていた体験版の期限が切れた
- 更新料を払わずに有効期限を過ぎた
- 他社ソフトを消したが、一部が残っている
Defenderが自動で戻るかどうかは、環境によって差があります。期限切れの詳しい見分け方は、ウイルス対策ソフトの期限切れを放置するとどうなる?確認手順にまとめています。
空白を埋める順番
- 使わない他社ソフトを、メーカーの手順どおりに削除する
- パソコンを再起動する
- Windowsセキュリティで「Microsoft Defender ウイルス対策」がオンに戻ったかを見る
- 戻らなければ、「ウイルスと脅威の防止」の設定からリアルタイム保護をオンにする
削除は「設定」の「アプリ」からだけだと、部品が残る製品があります。ESETやウイルスバスターなど主要メーカーは、専用の削除ツールや削除手順を公式サポートで公開しています。消し方はウイルス対策ソフトの乗り換え手順|古いソフトの正しい消し方で詳しく扱っています。
原因4|設定でオフになっている
**リアルタイム保護のスイッチを自分や別のアプリがオフにした場合も、「オフ」と表示されます。**大きなファイルの展開やソフトの導入で、一時的に切った覚えがある人はここに当たります。
Microsoftのサポートページによると、リアルタイム保護をオフにしても、しばらくすると自動でオンに戻ります。オフの間は、開いたファイルやダウンロードしたファイルが検査されません。
戻し方は次のとおりです。
- Windowsセキュリティの「ウイルスと脅威の防止」を開く
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」の「設定の管理」を選ぶ
- 「リアルタイム保護」をオンにする
オンにできないときの注意
**スイッチが灰色で動かせないときは、自分では変えられない設定になっています。**会社や学校から配られたパソコンなら、管理者の設定が原因のことが多いので管理者に相談します。
個人のパソコンで覚えがないのにオンにできないなら、注意が要ります。PCデポのよくある質問は、セキュリティソフトを止めるマルウェアや偽のセキュリティソフトも、起動しない原因になると説明しています。この場合は、次の手順で状態を確かめます。
- 最近入れたアプリで、心当たりのないものがないか「設定」の「アプリ」で確認する
- Windowsセキュリティの「スキャンのオプション」から「Microsoft Defender ウイルス対策(オフライン スキャン)」を選んで実行する
- それでも直らなければ、メーカーのサポートやパソコン修理店に相談する
オフラインスキャンは再起動して検査するため、作業中のファイルは先に保存してください。
他社ソフトに切り替えるかの判断
**誤通知だけが理由なら、有料ソフトに切り替える必要はありません。**Defenderの不具合はすでに修正されていて、Defender自体の守りが弱まったわけではないためです。
一方で、次に当てはまる人は他社ソフトを検討する理由があります。
- 期限切れの空白に気づかない状態を、家族のパソコンでもなくしたい
- 詐欺サイトや迷惑メールの警告を、ブラウザ以外でも受けたい
- 困ったときに日本語の電話やチャットで相談したい
無料と有料の違いは、無料のウイルス対策ソフトで足りる?有料版との違いを冷静に比較で整理しています。
切り替えるなら体験版から
**今回の症状の人が他社ソフトを選ぶなら、無料体験版で自分のパソコンに入るかを先に確かめる方法が向いています。**入れたあとに、原因2の「他社製品名が出る状態」になるかを画面で確認できるためです。
ESET HOME セキュリティは、販売元のキヤノンITソリューションズの公式サイトで30日間の無料体験版を配布しています。公式サイトによると、体験版は製品版と同じプログラムで、購入時に入れ直す必要はありません。動作が軽いことを特徴に挙げている製品です。
他社ソフトを入れる前には、古いソフトが残っていないかを必ず確かめてください。2つのソフトが同時に入ると、インストールが止まる原因になります。
よくある質問
Q. 通知が出ていた間に、ウイルスに入られていませんか?
原因1の誤通知だった場合、Defenderは動いていたので保護は続いていました。心配なら、Windowsセキュリティの「クイックスキャン」を1回実行して結果を見ます。
Q. 通知を消すだけの設定はありますか?
Microsoftの説明では、今回の誤通知は通知の設定をオフにしても出続けました。通知を止めることより、更新を当てて原因を取り除くほうが確実です。
Q. Windows 10でも同じ直し方でよいですか?
原因1〜4の見分け方と直し方は同じです。修正版が届いたかは、原因1の手順でバージョン番号を見て確かめます。Windows 10は2025年10月にサポートが終わっていて、延長の更新(ESU)がない環境ではOS自体の修正が届きません。OSの対策はWindows 10を使い続ける対策|ソフトの対応期限とESUの使い方を参照してください。
Q. 他社ソフトとDefenderを両方オンにできますか?
Windows 10と11では、他社ソフトが主になるとDefenderは自動で無効になります。サービスの起動方法を手で変えることは、Microsoftがサポート対象外としています。
まとめ
「ウイルス対策がオフ」の表示は、画面の中身を見れば4つのどれかに分けられます。
- 画面が「処置は不要です」なら誤通知。更新を確認すれば直る
- 他社製品名が出ているなら仕様。他社ソフトの期限だけ確認する
- 期限切れや削除のあとなら空白の可能性。削除と再起動でDefenderを戻す
- スイッチがオフならオンに戻す。戻せないときは管理者かサポートへ
本当に手を打つべきなのは、原因3の空白と、覚えのない原因4の2つです。
※料金・条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。