偽警告で入れたアプリが有料だった|解約と返金の順番
ウイルス対策

偽警告で入れたアプリが有料だった|解約と返金の順番

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最終確認日:2026-10-10

スマホで「ウイルスを検出しました」と出て、案内どおりにアプリを入れたら、あとから週額や年額の課金だとわかった。この状況なら、最初にやるのはアプリの削除ではなく「定期購入(サブスクリプション)の解約」です。 IPAは、アプリをアンインストールしただけでは自動継続課金は解約されないと注意を呼びかけています。

解約を済ませたら、iPhoneはApple、AndroidはGoogle Playに返金をリクエストします。この記事では、解約・返金・アプリ削除・設定の後始末を、手を付ける順に並べました。

先に解約し、アプリの削除はあと

アプリを消す前に解約を済ませてください。削除しても契約は残り、次の更新日に請求が続きます。Google Playのヘルプにも「アプリをアンインストールしても、定期購入は解約されません」と書かれています。

IPAの注意喚起によると、手口は次の3段階です。

  1. ウェブサイトを見ている最中に「ウイルスを検出」などの偽警告が出る
  2. 指示に従うと、公式ストア(App StoreやGoogle Play)のアプリに誘導される
  3. インストール後に、自動で更新される課金の承諾画面が出る

誘導先はクリーナーアプリ・VPNアプリ・セキュリティアプリが中心です。IPAが挙げた例は「週毎に900円」「年毎に24,200円」でした。公式ストアのアプリだから安全、とは限りません。 ストアの審査を通っていても、偽警告で不安をあおって高額な定期購入に誘う使われ方をしています。

警告画面そのものの見分け方は、「ウイルスに感染しました」警告が消えない|偽物の見分け方にまとめています。

iPhoneで解約して返金を頼む手順

iPhoneの解約は「設定」アプリから3タップで終わります。Appleのサポートページの手順は次のとおりです。

  1. 「設定」を開き、いちばん上の自分の名前をタップする
  2. 「サブスクリプション」をタップし、該当のアプリを選ぶ
  3. 画面下の「サブスクリプションをキャンセル」をタップする

一覧にアプリが見当たらない場合は、別のApple Accountで契約した可能性があります。家族と共有している端末なら、そちらのアカウントも確認してください。

無料トライアル中でも解約は必要です。 Appleは、トライアル後に更新したくない場合は終了の24時間以上前に解約するよう案内しています。「3日間無料」の表示に安心して放置すると、4日目に週額の請求が始まります。

返金はreportaproblem.apple.comから

請求済みのぶんは、Appleに返金をリクエストできます。手順はAppleのサポートページによると次の4つです。

  1. reportaproblem.apple.com にサインインする
  2. 「返金をリクエストする」を選ぶ
  3. 理由を選んで「次へ」を押す
  4. 該当のアプリを選んで「送信」を押す

Appleは、処理状況の更新まで24〜48時間待つよう案内しています。返金は「対象となる場合がある」という書き方で、必ず戻るとは約束されていません。 理由欄には「偽の警告に誘導されて意図せず契約した」と事実をそのまま書きます。

Androidで解約して返金を頼む手順

AndroidはGoogle Playアプリの「お支払いと定期購入」から解約します。Google Playヘルプの手順は次のとおりです。

  1. Google Playアプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップする
  2. 「お支払いと定期購入」→「定期購入」を開く
  3. 該当のアプリを選び、「定期購入を解約」をタップする

解約しても、支払い済みの期間が終わるまではアプリを使える状態が続きます。次回の請求は止まります。

返金は「購入から48時間」で窓口が変わる

Google Playの返金は、購入から48時間以内かどうかで頼む相手が変わります。 Google Playヘルプによると、48時間以内ならGoogle Playに直接リクエストできます。48時間を過ぎていれば、アプリのデベロッパー(開発元)に問い合わせる案内です。

Google Playへのリクエストは、パソコンかスマホのブラウザで play.google.com を開いて進めます。

  1. プロフィールアイコンから「お支払いと定期購入」→「予算と履歴」を開く
  2. 該当の購入で「問題を報告する」を押す
  3. 状況に合う選択肢を選び、フォームを書いて送信する

判断は通常1日以内、長くて4日かかるとGoogle Playヘルプは書いています。身に覚えのない請求(自分で承諾していない請求)なら、取引から120日以内に報告するよう別のヘルプページで案内されています。

偽警告アプリ | 解約と返金の窓口

iPhoneとAndroidで違う解約・返金の窓口

どちらも「アプリ削除では解約にならない」点は同じ

解約する場所返金の申し出先期限の目安
iPhone(App Store) Appleサポートの案内 ○ 設定→名前→サブスクリプション ○ reportaproblem.apple.com △ 公式ページに期限の明記なし
Android(Google Play) Google Playヘルプの案内 ○ Playストア→お支払いと定期購入 △ 48時間を過ぎたら開発元 △ 購入から48時間で窓口が変わる
  • ※返金はどちらも「対象となる場合がある」扱いで、必ず戻るとは限りません
  • ※ストアを通さずカード番号を直接入力した場合は、ストアではなくカード会社への連絡が先です

セキュリティくらべ

解約のあとにやる後始末

解約と返金リクエストが済んだら、アプリを消して、端末に残った設定を確認します。

アプリを削除する

iPhoneはホーム画面のアイコンを長押しして削除します。Androidは「設定」→「アプリ」から該当のアプリを選んでアンインストールします。

Androidで「アンインストール」が押せない場合は、アプリに「デバイス管理」の権限が付いている可能性があります。設定の「セキュリティ」付近にある「デバイス管理アプリ」で権限を外してから削除します。項目の場所は機種によって違います。

VPNの設定が残っていないか見る

誘導先がVPNアプリだった場合は、アプリを消しても端末のVPN設定が残ることがあります。iPhoneは「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」で、身に覚えのない項目を削除します。マークが消えないときの対処はiPhoneのVPNをオフにできない|マークの消し方で解説しています。

カード番号を直接入力したならカード会社へ

ストアの課金画面ではなく、ウェブサイトのフォームにカード番号を入れた場合は話が別です。ストアの返金手続きの対象になりません。カードの裏面にある番号に電話し、利用停止と不正利用の相談をします。電話をかけて相手に指示された場合の手順は、偽警告の記事の後半に書いています。

困ったときの相談先

自分で手続きが進められないときは、公的な窓口を使えます。

  • 返金や契約のトラブル:消費者ホットライン「188」(最寄りの消費生活センターにつながる)
  • アプリや警告の技術的な相談:IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」(メール anshin@ipa.go.jp)

相談するときは、請求のメール・ストアの購入履歴・アプリ名のスクリーンショットを手元に用意しておくと話が早く進みます。

よくある質問

Q. アプリはもう消してしまいました。解約できますか できます。アプリを消しても、iPhoneの「サブスクリプション」とGoogle Playの「定期購入」の一覧には契約が残ります。そこから解約してください。

Q. 警告どおりにアプリを入れただけで、ウイルスに感染しましたか 偽警告が出た時点では、感染していないことがほとんどです。被害の中心は、定期購入でお金を取られることです。不安が残るなら、公式ストアから正規のセキュリティアプリを入れて一度スキャンします。

Q. 返金を断られたらどうなりますか 解約さえ済んでいれば、次回以降の請求は止まります。すでに払ったぶんで納得できないときは、消費者ホットライン188に相談してください。

Q. iPhoneにセキュリティアプリは要りますか iPhoneはアプリの仕組み上、他のアプリをスキャンする「ウイルス駆除」アプリは作れません。セキュリティアプリができるのは、危険なサイトやSMSの警告などです。くわしくはiPhoneにセキュリティアプリは必要?できること・できないことで整理しています。

次に入れるなら正規のセキュリティソフト

同じ手口にまた引っかからない一番の方法は、「警告から入れない」ことです。そのうえで危険なサイトの警告機能がほしい人は、名前の知られた会社の製品を、公式サイトか公式ストアで自分から選んで入れます。偽警告から誘導されるアプリとの違いは、返金のルールが公開されている点です。

ノートン 360(最終確認日:2026-10-10)

  • 対応OS:Windows・Mac・Android・iOS(使える台数はプランにより違う)
  • 返金:ノートン公式サポートによると、年間ライセンスは購入日から60日以内、月間ライセンスは購入日から14日以内の申請で全額払い戻しの対象
  • 年次の自動延長:請求日から60日以内なら全額払い戻しの対象(公式サポート記載)

注意点もあります。ノートンの返金保証は、App StoreやGoogle Playなどのアプリストア経由で買った製品は対象外です。返金保証を使いたい人は、ノートン公式サイトから申し込んでください。iPhone版で使える機能はWindows版より少なく、他のアプリのスキャンはできません。

ほかの製品と比べたい人は、ウイルス対策ソフトの選び方|初心者が失敗しない7つの基準を参考にしてください。

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