ウイルス対策

PCゲームがカクつく|ウイルス対策ソフトが原因かの見分け方

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PCゲームの途中で、画面が一瞬止まる。読み込みのたびにカクッと引っかかる。グラフィック設定を下げても直らないと、原因がわからず困ります。

ウイルス対策ソフトが原因かどうかは、カクついた瞬間のタスクマネージャーで見分けられます。 ソフトの処理がCPUやディスクを大きく使っていれば疑わしく、使っていなければ別の原因です。疑わしい場合も、ウイルス対策を切るのではなく、通知と予約スキャンを止める設定から順に試します。

この記事では、見分け方、直す順番、除外設定の安全な使い方を並べます。最後に、ゲームを遊ぶ人がソフトを選ぶときの基準も扱います。

ウイルス対策ソフトがゲームを重くする理由

ウイルス対策ソフトがゲームを重くする場面は、主に3つあります。

  • リアルタイム検査:ファイルが読み込まれるたびに中身を確かめる。ゲームが大量のデータを読む場面で処理が重なる
  • 予約スキャン:決まった時刻やパソコンが空いたときに、全体の検査が始まる
  • 通知・ポップアップ:全画面のゲーム中に通知が出ると、画面が切り替わって一瞬止まる

3つのうち、ゲーム中の「急なカクつき」に結びつきやすいのは予約スキャンと通知です。 リアルタイム検査は常に動く仕組みのため、重さとして出るなら起動時やロード中が中心になります。

ただし、ゲームのカクつきの原因はウイルス対策ソフトだけではありません。グラフィックドライバーや電源設定、裏で動く別のソフトが原因の場合もあります。先に見分けてから対処します。

原因かどうかの見分け方

見分けるには、カクついた瞬間に何がパソコンを使っているかを見ます。手順は次のとおりです。

  1. ゲームを起動する前に、キーボードの Ctrl+Shift+Esc でタスクマネージャーを開く
  2. 「プロセス」の画面で、CPU・ディスクの列をクリックして使用量の多い順に並べる
  3. ゲームをウィンドウ表示にして遊び、カクついたときにタスクマネージャーを見る

Windowsセキュリティ(標準のウイルス対策)を使っている場合、検査の処理は「Antimalware Service Executable」という名前で表示されます。他社のソフトなら、そのソフトの名前が出ます。

疑わしいときのサイン

カクついた瞬間に、ウイルス対策ソフトの処理がCPUかディスクの上位に来ていれば、原因の候補です。 毎日同じ時間帯にカクつく場合は、予約スキャンの時刻と重なっていないかも確かめます。

別の原因を疑うとき

ウイルス対策ソフトの処理がほとんど動いていないのにカクつく場合は、別の原因です。ゲーム自体がCPUやGPUを使い切っている、ブラウザや録画ソフトが裏で動いている、といった状況が考えられます。この場合、ウイルス対策の設定を変えても直りません。

直す順番は守りを残す設定から

ウイルス対策ソフトが疑わしい場合も、いきなり保護を切るのは避けます。守りを残したまま試せる設定から順に進め、効果がなければ次へ進みます。

ウイルス対策 | ゲームのカクつき対策

ゲーム中の重さを減らす4つの手

上から順に試すと、守りを残したまま原因を絞れます

守りへの影響手間効きやすい症状
ゲームモードを使う 通知と予約処理を止める ○ 検査は続く ○ 自動で切り替わる製品もある ○ 急な一瞬の停止
予約スキャンの時刻をずらす 遊ばない時間帯へ ○ 検査は続く ○ 設定を1回変えるだけ △ 同じ時間帯のカクつき
ゲームのフォルダを除外 検査対象から外す △ 外した場所は検査されない ○ フォルダを指定するだけ △ ロード時の引っかかり
ウイルス対策を切る 一時的でもすすめない × 無防備になる △ 戻し忘れが起きやすい △ 原因の確認にとどめる
  • ※どの手を使っても、ウイルスを100%防げるわけではありません
  • ※ゲームモードの有無や名前は製品ごとに異なります

セキュリティくらべ

1. ゲームモードを使う

最初に試すのは、ウイルス対策ソフトの「ゲームモード」です。全画面のゲーム中に通知や予約処理を止める機能で、多くの有料ソフトが備えています。

たとえばESETのゲームモードは、通知ウィンドウを止め、スケジューラー(予約スキャンなど)の動作も止めます。ESETの公式ヘルプによると、保護自体はバックグラウンドで動き続けます(最終確認日:2026-10-02)。全画面のアプリを起動したときに自動でゲームモードに入る設定も用意されています。

Windowsセキュリティには、他社ソフトと同じ名前のゲームモードはありません。Windows本体の「ゲームモード」は、ウイルス対策ではなくWindows全体の処理を調整する別の機能です。

2. 予約スキャンの時刻をずらす

毎日決まった時間にカクつくなら、予約スキャンの時刻を遊ばない時間帯にずらします。他社のウイルス対策ソフトは、設定画面の「スケジュール」や「スキャンの予約」から時刻を変えられる製品が多くあります。

検査の時刻を動かすだけなので、守りは変わりません。スキャン自体が長く終わらない場合は、ウイルススキャンが終わらない・止まる原因で別の対処をまとめています。

3. ゲームのフォルダを除外する

ゲームモードと時刻の変更で直らず、ロードのたびに引っかかるなら、除外設定を検討します。除外設定は、指定したフォルダやファイルを検査の対象から外す機能です。

Windowsセキュリティでは、次の順で追加します(Microsoft公式サポートの手順・最終確認日:2026-10-02)。

  1. 「Windowsセキュリティ」を開き、「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ
  2. 「ウイルスと脅威の防止の設定」の「設定の管理」を開く
  3. 「除外の追加または削除」を選ぶ
  4. 「除外の追加」から「フォルダー」を選び、ゲームのインストール先を指定する

Microsoftは、除外した場所は脅威の確認がされなくなり、パソコンが危険にさらされる可能性があると明記しています。 除外はリスクと引き換えの手段です。次の章の注意点を守れない場合は使いません。

4. ウイルス対策を切るのは確認だけにする

ウイルス対策を完全に切ってカクつきが消えるか試す方法もあります。ただし、切っている間は守りがありません。試すなら、インターネットを切った状態で短時間だけにします。 確認が終わったら、必ず元に戻してください。

除外設定を安全に使うための注意点

除外設定は便利な一方で、指定を誤ると守りに穴があきます。守るべき点は4つです。

  • 除外するのは正規のストアから入れたゲームのフォルダだけにする:Steamなど配信元のストアから入れたゲームに限る
  • ダウンロードフォルダやデスクトップ全体は除外しない:外部から来たファイルが集まる場所は検査が必要
  • 出どころのわからないファイル(改造データ・非公式ツール)を入れるフォルダは除外しない
  • 除外したらメモを残し、ゲームを消したら除外も消す:使わなくなった除外が残り続けるのを防ぐ

Microsoftの説明では、「プロセス」の除外は、そのプログラムが開いたファイルをすべてリアルタイム検査から外します。範囲が広くなるため、まずはフォルダの除外から試すほうが安全です。

ゲームの起動自体がウイルス対策ソフトに止められる場合は、カクつきとは別の問題です。誤検知でファイルが消えたときの戻し方を参考にしてください。

ソフトを選び直すならゲームモードと体験版で決める

設定を見直しても重さが気になるなら、ソフトを選び直す手もあります。基準は「全画面で自動的にゲームモードに入るか」と「買う前に自分のパソコンで試せるか」の2つです。重さの感じ方はパソコンの性能や遊ぶゲームで変わるため、試さないとわかりません。

ESETは、全画面アプリの起動に合わせて自動でゲームモードに入る設定があります。30日間の無料体験版があり、キヤノン(国内販売元)の案内では製品版と同じプログラムです。製品版に切り替えるときに入れ直しは要りません(最終確認日:2026-10-02)。

料金は、ESET HOME セキュリティ エッセンシャルのダウンロード版で、1台1年4,750円(税込)です(キヤノン公式の価格ページ・最終確認日:2026-10-02)。月額475円(税込)の支払い方もあります。

体験版を入れる前に、今のウイルス対策ソフトは消しておきます。2本が同時に動くと、かえって重くなる原因になります。消し方はウイルス対策ソフトの乗り換え手順にまとめています。

ESET以外の製品と比べてから決めたい人は、ウイルス対策ソフトの選び方で基準ごとに整理しています。

よくある質問

Q. ゲーム中だけウイルス対策を切っても大丈夫ですか? A. すすめません。オンラインゲームは通信しながら遊ぶため、切っている間も外部とつながっています。ゲームモードや予約スキャンの時刻変更で、守りを残したまま重さを減らせます。

Q. Windowsセキュリティだけでゲームをするのは重いですか? A. 一律には言えません。タスクマネージャーで「Antimalware Service Executable」の使用量を見れば、自分の環境で重さの原因になっているか確かめられます。

Q. ゲームのフォルダを除外したら、ゲームのウイルスは検査されないのですか? A. 除外した場所は検査されません。Microsoftの説明では、プロセスの除外ならリアルタイム検査から外れても、手動や予約のスキャンでは検査されます。フォルダの除外は対象そのものを外すため、正規ストアのゲームに限って使います。

Q. ゲームモードにすると守りが弱くなりますか? A. ESETの場合、保護はバックグラウンドで続き、止まるのは通知と予約処理です。ただし確認画面が出なくなるため、ESETのヘルプは、ゲームモード中はタスクバーのアイコンがオレンジになり、注意を促すと説明しています。

Q. VPNを使うとゲームがカクつくのも同じ原因ですか? A. 別の原因です。VPNの場合は通信の遅れ(Ping)が中心になります。ゲーム用VPNの選び方で扱っています。

こんな人はこう直す

  • 一瞬だけ止まる・通知のあとにカクつく人:ウイルス対策ソフトのゲームモードを使います。
  • 毎日同じ時間帯にカクつく人:予約スキャンの時刻を遊ばない時間帯にずらします。
  • ロードのたびに引っかかる人:正規ストアのゲームフォルダに限って除外を検討します。
  • ウイルス対策の処理がほとんど動いていない人:グラフィックドライバーや電源設定など、別の原因を調べます。
  • 設定を変えても重さが気になる人:ゲームモード付きのソフトを体験版で試してから選び直します。

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