ウイルス対策

Macで「開発元を検証できない」と出る|開いていいかの判断

※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります


※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。料金・条件は変更される場合があるため「最終確認日」を記載しています。お申し込み前に必ず各公式で最新情報をご確認ください。

最終確認日:2026-10-03

ダウンロードしたアプリを開こうとしたら、「開発元を検証できないため開けません」と表示された。この警告は**「ウイルスが見つかった」という意味ではありません。** Appleがそのアプリの中身を確認できていない、という知らせです。

開いてよいかは、アプリをどこから入手したかで決まります。開発元の公式サイトから入れたアプリなら、設定画面の「このまま開く」で開けます。入手元に心当たりがないなら、開かずに削除してください。

警告が出る仕組みとウイルス判定との違い

この警告は、macOSに入っている「Gatekeeper(ゲートキーパー)」という確認の仕組みが出しています。Appleのサポートページによると、Gatekeeperは信頼できるソフトウェアだけがMacで動くようにする機能です。

Appleには、開発元が配布前にアプリを提出して既知のマルウェアがないかを確かめてもらう「公証」という手続きがあります。公証を通っていないアプリを開くと、今回の警告が出ます。

つまり警告の中身は「確認できていない」であって「危険と判定した」ではありません。 個人が作った無料ソフトや、古いソフトは公証を受けていないことがあります。一方で、マルウェアの配布者も公証を受けられないため、同じ警告が出ます。ここで警告だけを見て安全か危険かは判断できません。

似ているけれど意味が違う3つの表示

Macのアプリまわりの警告には、似た言い回しのものが3つあります。どれが出ているかで次の動きが変わります。

Mac | アプリを開くときの警告

3つの警告の見分け方

「損害を与えます」だけは開かずに削除します

表示の意味開いてよいか次にやること
開発元を検証できない 未確認の開発元 △ Appleが中身を確認できていない △ 入手元しだい ○ 入手元を確かめる
壊れているため開けません ゴミ箱に入れる必要がある △ 原因は1つに決まらない × そのままは開かない ○ 公式から入れ直す
Macに損害を与えます マルウェアとして検出 × マルウェアの疑いで止めた × 開かない ○ 削除して入手元を確認
  • ※表示の文言はmacOSのバージョンで少し変わります
  • ※どの表示でも、迷ったら開かずに公式サイトから入れ直す方が安全側です

セキュリティくらべ

Appleのセキュリティガイドによると、macOSの「XProtect」という機能が既知のマルウェアを見つけると、そのファイルをブロックしてゴミ箱に移し、Finderで知らせます。「損害を与えます」系の表示が出たら、設定を変えてまで開こうとしないでください。

開いてよいかを決める3つの確認

開く前に、次の3点を順番に確かめます。1つでも「いいえ」なら、開かずに削除する側に倒してください。

  1. 開発元の公式サイトから自分でダウンロードしたか:検索結果の広告、まとめサイト、メールやSNSのリンク経由で入れたものは、偽物のおそれがあります
  2. アプリ名と開発元に心当たりがあるか:入れた覚えのないアプリ、名前が少し違うアプリは開きません
  3. 開発元が「公証なしで配布している」と説明しているか:小規模なソフトでは、公式サイトのFAQやインストール手順に「この警告が出ます」と書かれていることがあります

開かない方がよい典型例

次の流れで手に入れたアプリは、警告が出た時点で止めてください。

  • 「動画を見るにはプレーヤーの更新が必要」と表示されて入れたもの
  • 有料ソフトの無料版をうたうサイトから入れたもの
  • 「Macがウイルスに感染しています」という警告画面から入れた掃除ソフト

偽の感染警告の見分け方は「ウイルスに感染しました」警告が消えない|偽物の見分け方で詳しく扱っています。

信頼できるアプリを開く手順

入手元に問題がないと判断できたら、次の手順で開きます。macOS Sequoia 15以降は、Controlキーを押しながらクリックして「開く」を選ぶ以前の方法では警告を通せなくなりました。 Appleの現行ヘルプも、設定画面から開く手順を案内しています。

  1. アプリを一度ダブルクリックし、警告が出たら「完了」で閉じる
  2. アップルメニューから「システム設定」を開く
  3. 「プライバシーとセキュリティ」を選び、下の「セキュリティ」までスクロールする
  4. ブロックされたアプリ名の横にある「このまま開く」をクリックする
  5. 確認画面でもう一度「開く」を選び、ログインパスワードを入力する

Appleのヘルプによると、「このまま開く」のボタンはアプリを開こうとしてから約1時間だけ表示されます。ボタンが見当たらないときは、1番のダブルクリックからやり直してください。

一度この手順で開いたアプリは例外として登録され、次からはダブルクリックで開けます。

Gatekeeper自体を切るのはやめる

ネット上には、ターミナルのコマンドでGatekeeperを無効にする方法も出回っています。この方法は勧めません。 警告が出なくなるのは、そのアプリだけでなくMac全体です。Appleのヘルプも、セキュリティ設定を無効にすることがMacがマルウェアに感染するもっとも一般的な経路だと注意しています。

1本のアプリを開くためなら、上の「このまま開く」で足ります。

開いた後に不安になったときの確認

警告を通して開いた後で「やっぱり怪しかったかも」と思ったら、次の順で確認します。

  1. アプリを終了し、アプリケーションフォルダから削除する:ダウンロードフォルダに残ったインストーラーも消します
  2. システム設定の「一般」→「ログイン項目」を見る:心当たりのない項目が増えていないか確かめます
  3. ブラウザの拡張機能を見る:入れた覚えのない拡張機能があれば削除します
  4. ウイルス対策ソフトでMac全体を検査する:手元にない場合は、無料体験版で一度検査する方法があります
  5. パスワードを入力していたら変更する:アプリの中でAppleアカウントや銀行のパスワードを入れた場合は、別の端末から変更します

拡張機能の見分け方は危険なChrome拡張機能の見分け方|入れる前の7チェックにまとめています。Macが急に重くなった場合はMacが急に重い・ファンが回る|ウイルスかの見分け方も参考になります。

開く前に中身を調べたい人のための選択肢

macOSの標準機能が見ているのは、Appleが把握している既知のマルウェアと公証の有無です。公証のない小さなソフトをよく使う人は、開く前にもう一段の確認を足すと判断しやすくなります。

Mac向けのウイルス対策ソフトの多くは、ファイルやフォルダを指定して検査できます。ダウンロードしたファイルを開く前に検査にかければ、「警告は出たけれど既知のマルウェアではない」ところまで確かめられます。ただし、検査で何も見つからなくても安全の保証にはなりません。 入手元の確認がいちばん先です。

標準機能だけで足りるかどうかの考え方はMacにウイルス対策は必要?標準機能との違いを冷静に解説で整理しています。

ESET HOME セキュリティ エッセンシャルの場合

最終確認日:2026-10-03

ESET HOME セキュリティ エッセンシャルは、1つの製品でWindows・Mac・Androidに対応するウイルス対策ソフトです。国内販売元のキヤノンの公式サイトで、次の点を確認できました。

  • Mac向けのプログラム:「ESET Cyber Security」が入る
  • 対応するmacOS:Ventura 13からGolden Gate 27まで(Intel・Appleシリコンの両方)
  • ファイルを指定した検査:ESETのヘルプによると、検査したいファイルを画面にドラッグして調べられる
  • 無料体験版:インストール後30日間、製品版と同じプログラムを試せる

気をつける点もあります。体験版の期限が過ぎると、検出エンジンの更新が止まります。使い続けない場合はアンインストールしてください。料金は台数と年数で変わるため、本記事には載せていません。

よくある質問

Q. App Storeのアプリでもこの警告は出ますか App Storeから入れたアプリは、Appleの審査を通って配布されています。今回の警告が出るのは、主にApp Store以外から入れたアプリです。

Q. 有名なソフトなのに警告が出ました 公式サイト以外から入手した可能性をまず疑ってください。名前の似た偽サイトが検索広告に出ることがあります。公式サイトを自分で開き直し、そこからダウンロードし直して警告が消えるかを確かめます。

Q. 「このまま開く」が出てこないのはなぜですか Appleのヘルプによると、ボタンはアプリを開こうとしてから約1時間で表示されなくなります。アプリをもう一度ダブルクリックしてから、設定画面を開き直してください。

Q. 一度許可したアプリを取り消せますか アプリをゴミ箱に入れて削除すれば、例外の登録も意味がなくなります。使わなくなったアプリは残さず削除するのが確実です。

Q. メールの添付ファイルを開こうとして警告が出ました メールで届いたアプリは開かずに削除してください。添付ファイルを開いてしまった場合の確認手順はメールの添付ファイルを開いてしまった|感染の確認手順にあります。

まとめ

「開発元を検証できない」は、Appleが中身を確認できていないという意味の警告です。開発元の公式サイトから自分で入れたアプリなら、「プライバシーとセキュリティ」の「このまま開く」で開けます。入手元に心当たりがない、または「損害を与えます」と表示されたなら、開かずに削除してください。

※料金・条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

あわせて読みたい

参考にした情報