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引っ越し・開通前のテザリングで使うVPNの選び方

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引っ越し直後、光回線がまだ開通していない数日〜数週間。スマホのテザリングでパソコンやタブレットをつないで、なんとかネット生活をしのぐ——よくある場面です。このとき「フリーWi-Fiじゃないから安全だろう」と思いがちですが、テザリングにも見落としやすい落とし穴があります。

そして、ここでVPNを使うときに多くの人がつまずくのが「スマホにVPNを入れておけば、テザリングでつないだパソコンも一緒に守られる」という思い込みです。結論から言うと、それは基本的に守られません。 この記事では、その仕組みと、開通までの一時利用に向くVPNの選び方を、大げさに煽らず整理します。

テザリングは「安全な回線」ではない

テザリングは、自分のスマホを小さなWi-Fiルーター代わりにする機能です。フリーWi-Fiのように「知らない他人と同じ電波を共有する」わけではないので、公衆Wi-Fiよりはリスクが低いのは確かです。

ただし、次の点は誤解されがちです。

  • 通信内容の暗号化はSIM回線区間の話:スマホからキャリアの基地局までは暗号化されていますが、その先のインターネット上でどこと通信しているか(アクセス先の情報)は、経路上で見えうる部分が残ります。
  • 接続先サービス側から見た自分のIPアドレスは、キャリアのものになります。カフェや宿泊先など「いつもと違う場所・回線」からのログインが、サービス側で不審と判定されて一時ロックされることもあります。
  • パスワードを保存していない共用パソコンや、家族の端末をテザリングにつなぐ場合、その端末自体のセキュリティ状態はテザリングでは何も改善しません。

つまりテザリングは「回線の入り口」を自分のスマホにしただけで、その先の通信の中身やプライバシーまで面倒を見てくれるわけではない、ということです。ここを補うのがVPNの役割です。

最大の落とし穴:スマホのVPNはテザリング先の端末を守らない

ここが本記事でいちばん伝えたい点です。

スマホでVPNアプリをオンにすると、そのスマホ自身の通信はVPN経由になります。しかし、そのスマホをテザリングの親機にしてパソコンやタブレットをつないでも、つないだ側(子機)の通信は、原則としてスマホのVPNを通りません。 子機の通信はVPNをすり抜けて、そのまま外に出ていきます。

なぜかというと、多くのスマホのVPNは「そのスマホの中のアプリの通信」だけをトンネルに通す作りになっていて、テザリングで中継しているだけの他端末のパケットまでは巻き取らないためです(機種・OS・VPNアプリによって挙動差はあります。確実に守りたいなら下記の方法を取ってください)。

では、どうすれば複数端末を守れるのか。答えはシンプルで、守りたい端末それぞれにVPNを入れることです。

  • パソコンにはパソコン用VPNアプリ
  • タブレットにはタブレット用VPNアプリ
  • スマホにはスマホ用VPNアプリ

このように端末ごとにVPNを動かす必要があります。そして端末が増えるほど効いてくるのが「1つの契約で何台まで同時にVPNを使えるか」という同時接続台数です。開通前のテザリング生活は、スマホ+パソコン+タブレット+ときどき家族の端末…と、つなぐ機器が意外と多くなりがち。ここで台数制限に引っかかると、守りたい端末を守れません。

VPN | テザリング環境

テザリングでVPNをどう効かせるか

親機だけでなく、守りたい端末ごとにVPNを入れる

子機(PC等)の通信設定の手間
親機スマホだけVPN よくある誤解 × VPNを通らないことが多い 1台入れるだけ
端末ごとにVPN 推奨 各端末が個別に保護される 台数分の同時接続が要る
  • ※挙動は機種・OS・VPNアプリで差があります。確実に守るなら端末ごとに導入を。

セキュリティくらべ

開通前の一時利用でVPNを選ぶときの3つの基準

長く使うVPN選びとは少し優先順位が変わります。「短期でも困らないか」という視点で見ます。

1. 同時接続台数に余裕があるか(最重要)

前述のとおり、テザリング環境では守りたい端末それぞれにVPNを入れます。スマホ2台+パソコン1台+タブレット1台なら、それだけで4台。家族と暮らしていればさらに増えます。同時接続台数が多い、または無制限のサービスだと台数を気にせず入れられます。

2. 短期プランや返金保証があるか

「開通までの2週間だけ」という使い方なら、いきなり2年契約を結ぶ必要はありません。多くの大手VPNは30日間の返金保証を用意しているので、短期間だけ試して合わなければ返金を申請する、という使い方もできます。ただし短期プランや一部の支払い方法は返金保証の対象外のことがあるため、申し込み前に必ず公式の返金条件を確認してください。

3. 通信が重くなりすぎないか

テザリングはただでさえ光回線より速度が出にくい環境です。そこにVPNを重ねると、さらに遅く感じることがあります。速度に定評のあるサービスや、必要なアプリだけVPNを通す「スプリットトンネリング」に対応したサービスだと、体感の重さを抑えやすくなります。

3サービスの料金・台数を冷静に比較

開通前の一時利用という観点で、当サイトが実際に提携している3サービスを、同時接続台数と料金で並べます。「これを入れれば絶対安全」という話ではなく、あくまで台数と使い勝手で選ぶための比較です。数値は変動するので、契約前に必ず各公式で最新をご確認ください。

VPN | 台数と料金

複数端末で使うVPNの比較

テザリングで多くの端末を守るなら台数の余裕が効く

同時接続台数長期プラン月額の目安
Surfshark 台数無制限 無制限(家族の端末もOK) 約388円〜(24ヶ月)
NordVPN 大手・サーバー数豊富 10台まで 約370円〜(2年)
MillenVPN 国産・日本語対応 無制限(公正利用の範囲内) 約396円〜
  • ※料金・台数は2026-08-16時点の各社案内より。最新・返金条件は各公式でご確認ください。

セキュリティくらべ

家族の端末までまとめて守りたいなら:Surfshark

同時接続台数が無制限なのがSurfsharkの分かりやすい強みです。開通前にスマホ・パソコン・タブレット、さらに同居家族の端末まで、台数を数えずに入れられます。第三者(Deloitte)によるノーログ監査を複数回受けている点も、判断材料として挙げられます。長期プランは月額388円前後〜(24ヶ月・最終確認日:2026-08-16)で、30日間の返金保証があります(App Store経由の契約は返金保証の対象外となるケースがあるため、公式サイトから直接契約するのが無難です)。

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複数の端末を1契約でまとめたい人、家族の端末も守りたい人はこちらから返金保証つきで試せます。

日本語サポートと円決済で安心したいなら:MillenVPN

「英語のサポートページや外貨決済は不安」という人には、国産で日本語サポート・円決済のMillenVPNが向きます。同時接続台数は公正利用ポリシー(各接続方式でおおむね月3TB程度)の範囲内で無制限、長期プランは月額396円前後〜(最終確認日:2026-08-16)。30日返金保証がありますが、7日・15日などの短期プランは返金保証の対象外なので、その点は事前に確認してください。

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なお、サーバー数の多さや海外拠点の豊富さを重視するならNordVPN(同時接続10台・2年プラン月額370円前後〜・30日返金保証)も選択肢です。ただしテザリングで多くの端末を守る用途では、台数無制限のSurfshark・MillenVPNのほうが素直です。

こんな人におすすめ / そうでない人

  • 向いている:光回線の開通待ちで、複数の端末をテザリングで使う人/家族の端末もまとめて守りたい人/短期だけ試して判断したい人。
  • 急がなくてよい:テザリングにつなぐのが自分のスマホ1台だけで、しかもHTTPS(鍵マーク)のサイトしか使わない、という限定的な使い方なら、VPNの必要度は下がります。無理に契約する必要はありません。

VPNは「入れれば何をしても100%安全になる魔法」ではありません。あくまで通信経路を暗号化し、接続元を隠す道具です。OSやアプリを最新に保つ、あやしいリンクを踏まない、といった基本とセットで初めて意味を持ちます。

よくある質問(FAQ)

Q. スマホでVPNをオンにすれば、テザリングした端末も守られますか? A. 多くの場合、守られません。テザリングでつないだ端末(子機)の通信は、親機スマホのVPNを通らないのが一般的です。守りたい端末それぞれにVPNアプリを入れてください。

Q. 開通までの2週間だけ使いたいのですが、2年契約しないとダメ? A. いいえ。短期プランを選ぶか、返金保証(多くは30日間)を活用する方法があります。ただし短期プランや一部の支払い方法は返金保証の対象外のことがあるので、申し込み前に公式の条件を確認してください。

Q. テザリング+VPNだと通信が重いです。 A. テザリング自体が光回線より速度が出にくいうえ、VPNを重ねるとさらに遅くなることがあります。速度に定評のあるサービスを選ぶ、必要なアプリだけVPNを通す「スプリットトンネリング」を使う、などで体感を改善できます。

Q. フリーWi-FiとテザリングならVPNはどちらで必要ですか? A. リスクが高いのはフリーWi-Fiのほうです。テザリングは他人と電波を共有しない分リスクは下がりますが、通信内容の秘匿や接続元を隠したい場合はテザリングでもVPNが役立ちます。

まとめ

  • テザリングは公衆Wi-Fiよりは安全だが、「回線の入り口」を変えただけで通信の中身まで守るわけではない。
  • スマホのVPNは、テザリングでつないだ他の端末を基本的に守らない。 守りたい端末それぞれにVPNを入れる。
  • そのため同時接続台数が効く。台数無制限のSurfsharkや、国産で日本語対応のMillenVPNは、複数端末をまとめたい開通前の一時利用に向く。
  • 短期利用なら返金保証を活用。ただし対象外条件は事前確認を。

※料金・条件は執筆時点のものです。最新は各公式でご確認ください。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • Surfshark 公式・料金/機能解説(同時接続無制限・料金・返金保証)
  • NordVPN 公式・料金/機能解説(同時接続10台・料金・30日返金保証)
  • MillenVPN 公式・料金/機能解説(国産・日本語対応・公正利用ポリシー)